とほほのCopilot in Windows入門
目次
- Copilot in Windows とは
- 対象バージョン
- インストール
- ショートカット起動
- 会話とページ
- クイックビューモードと全画面表示モード
- モデルモード選択
- 音声入力・音声応答
- 画像生成
- Copilot Vision
- 設定
Copilot in Windows とは
- Windows にインストールされている Copilot アプリケーションです。
- 無料で制限なく利用することができます。
- [Smart(GPT-5)] モードも利用可能ですが、要求内容や負荷状況により GPT-5 以外のモデルが自動的に使用されることもあるようです。
- 下記の Copilot ファミリーのひとつです。
- Copilot Web : Webブラウザから利用。https://copilot.microsoft.com/
- Copilot in Edge : Edge のツールバー右上の Copilot アイコンから起動。
- Copilot in Windows : Windows 11 に標準搭載。Windows のスタートメニューから [Copilot] で起動。
- モバイル版Copilot : iOS や Android のアプリ。アプリインストールで利用。
- Copilot for Microsoft 365 : Work や Excel などから使用。Microsoft 365 の利用料に含まれます。
- Copilot Pro : $20/月。高度なAIエンジンを利用可能。現在は Microsoft 365 Premium/Business Premium に統合。
対象バージョン
- 本書は下記のバージョンを対象としています。
OS : Windows 11 Home 24H2 Copilot in Windows : 2025年10月12日時点のもの (1.25094.120.0)
インストール
- インストールされていない場合は [スタート]-(検索)-[Microsoft Store] から [Copilot] を検索してインストールすることができます。
- キーボードショートカット [Windows]-[C] で開くことができます。
- Microsoft アカウントにログインすることでファイルのアップロードや会話履歴の保存ができるようになります。
ショートカット起動
- デフォルトでは [Windows]-[C] のキーボードショートカットで起動できます。
- 左下アイコンから [設定]-[Copilotキーボードショートカット] で [Alt]+[Space] にも割り当てることができます。
会話とページ
- 会話は質問・回答の履歴を残す用途に適しています。
- ページは、長文の原稿や企画書などをCopilotと一緒に編集・推敲するのに向いています。
会話
- 普段 Copilot に質問するのが 会話(チャット) です。
- 新しい 会話 を作成すると左サイドバーに会話の履歴が追加されます。
- 会話 は会話履歴は残りますが、過去の会話を編集することはできません。
ページ
- 左上の [∨] アイコンから [新規ページ] で新しいページを作成することができます。
- 新しい ページ を作成すると左サイドバーにページが追加されます。
- ページ は後から編集することが可能です。
- メインパネルの左側に ページパネル が、右側に チャットパネル が表示されます。
- チャットパネルで Copilot に命令や質問しながら、ページパネルの原稿を修正していくイメージです。
- チャットパネルで「Copilot in Windows の説明書を作りたい」と入力するとページパネルに素案を作成してくれます。
- チャットパネルで「ページと会話の違いを追記したい」と入力するとページパネルに追記してくれます。
- ページパネルに張り付けた文章に対して「要約してください」と依頼することもできます。
クイックビューモードと全画面表示モード
- 右上の [クイック分類を開く] アイコンをクリックすると クィックビューモード となり小さめのウィンドウとなります。翻訳が変ですが。
- 同じく [全画面表示に戻る] アイコンをクリックすると 全画面モード モードに戻ります。
モデルモード選択
- プロンプト入力欄でモデルモードを選択することができます。
- クイック応答 : 正確さより応答の速さを優先します。日常会話向け。
- Think Deeper : 速さより正確さを優先します。複雑なトピック向け。
- Smart(GPT-5) : すばやい応答と熟考をタスクによって切り分けます。
- Deep Search : 参照も含む詳細レポートを作成します。
- GPT-5 を無料・無制限利用できるように見えますが、質問内容や利用頻度に応じてモデル切り替えを自動的に行っているようです。
音声入力・音声応答
- プロンプト入力欄で [マイク] アイコンを押すと音声モードになり、質問も回答で音声で行うようになります。
- [設定(⚙)] から声を選択することができます。
画像生成
- 「○○が○○している画像をアニメ風で生成してください」などを命令すると画像を1枚生成してくれます。
Copilot Vision
- まだ試験的な機能ですが、プロンプト入力欄の [眼鏡] アイコンをクリックすると Copilot Vision モードとなります。
- Copilot とアプリ画面を共有し、共有した画面に対する質疑ができるようになります。
- 音声チャットのみ対応しているようです。
設定
- 左下アイコンから [設定] を起動します。
- アカウント
- サブスクリプション : サブスクリプション情報を参照します。
- プライバシー : プライバシーに関する設定を行います。
- 診断データの共有 : アプリエラーなどの診断情報を Microsoft に送信するか否かを指定します。
- テキストでのモデルトレーニング : テキスト会話の内容を Copilot のトレーニングに使用してよいか否かを指定します。
- 音声でのモデルトレーニング : 音声会話の内容を Copilot のトレーニングに使用してよいか否かを指定します。
- 個人用設定とメモリ : 質問者の呼び方や役職、よくする質問などを Copilot が記憶するか否かを指定します。
- 履歴のエクスポートまたは削除 : 履歴をエクスポートまたは削除します。
- メモリの管理 : 「自分のことは○○と呼んでください」など、覚えておいて欲しいプロンプトを記録します。
- アカウントの削除 : アカウントを削除します。
- アプリ
- ログイン時に自動開始 : ログイン時に自動開始するか否かを指定します。
- Copilotをスタートメニューにピン留めする : Copilotをスタートメニューにピン留めするか否かを指定します。
- 権限設定(Permission settings)
- ファイル検索(File search) : Copilotがローカルファイルや OneDrive と同期されたファイルを検索できるか否かを設定します。対象はファイル名や作成日などで、ファイルの中身まではみません。「去年作成した履歴書ファイルを探して」などを命令できるようになります。
- 読み取られたファイル : Copilotがローカルファイルの中身まで見ることを許可します。ファイル検索が Off でも、プロンプトにパス名を指定して「このファイルを要約して」など命令することができます。
- 他のアプリからのリダイレクトを許可する : 他のアプリからのリダイレクトをうけた際の振る舞いを [毎回確認する] または [常に許可] で指定します。
- Copilotキーボードショートカット
- 1回押す : Copilotキーまたは Win+C を1回押した時に [Full Window] で開くか [Quick View] で開くかを指定します。
- 長押し : Copilotキーまたは Win+C を長押しした際の動作を [1回押しと同じ(Same as single press)] または [音声会話を開始(start a voice conversation] のいずれかで指定します。
- Alt+Space... : Alt+Space を押した時の動作を [None]、[Full Window]、[Quick View] のいずれかで指定します。他のアプリと競合することがあるので、デフォルトは [None] となっています。
- 音声モード
- 音声 : 音声を選択します。
- 「Hey, Copilot」... : マイクに向かって「Hey, Copilot」と呼びかけることで起動するか否かを指定します。
- Copilot Vision
- ハイライト : Copilot Vision 利用中、Copilot が「このボタンをクリックして!」のように、操作して欲しい箇所などを示せるようになります。
- 通知
- 推奨事項 : 更新プログラムの取得などの推奨事項を利用者に通知することを許可します。
Copyright (C) 2025 杜甫々
初版:2025年10月12日 最終更新:2025年10月12日
https://www.tohoho-web.com/ai/copilot-in-windows.html