CSS - font-language-override

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概要

説明

表示する文字の言語を一時的に変更する場合に指定します。フォントによっては、言語に合わせて微妙に表示を変更することがあります。例えば、f と i を並べて記述すると 合字(リガチャ) が行われて f と i の点がくっつきますが、トルコでは点有りの i と点無しの ı は別文字とみなされるため、誤解を与えないようにリガチャが行われません。現時点(2023年3月)時点ではサポートしているのは Firefox のみのようです。

言語システムタグの詳細は下記を参照してください。

• http://www.microsoft.com/typography/otspec/languagetags.htm

使用例

Firefox で確認してください。ひとつ目は通常表示で f と f や f と i の間でリガチャが行われます。ふたつ目はリガチャを無効にした表示です。3番目は通常のリガチャを行いますが言語をトルコ語に設定しているため、f と f の間はリガチャされますが、f と i の間のリガチャは行われません。

.test {
  font-family: "Corbel";
  font-size: 40pt;
  line-height: 45pt;
}
.fvl-none {
  font-variant-ligatures: none;
}
.flo-trk {
  font-language-override: "TRK";
}

<div class="test">ffi</div>
<div class="test fvl-none">ffi</div>
<div class="test flo-trk">ffi</div>

関連項目

リンク

• https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/CSS/font-language-override
• https://w3c.github.io/csswg-drafts/css-fonts/#font-language-override-prop