Windows の前身である MS-DOS(Microsoft Disk Operation System)の時代の操作画面です。「コマンドプロンプト」とも呼ばれています。まだマウスが一般的でなかった頃のものですので、コンピュータに対する命令はすべてキーボードから行います。
DS MS-DOSプロンプト |
C:\>_ |
OS のバージョンによって場所が異なりますが、[スタート]-[プログラム] の直下か、[スタート]-[プログラム]-[アクセサリ] の下に、[MS-DOSプロンプト] や [コマンドプロンプト] の名前でありますので、起動してください。
C:\> の部分を プロンプト と呼びます。英語で「(入力を)うながすすもの」という意味です。プロンプトには、今自分が居るフォルダの名前が表示されています。C:\ は、C ドライブの一番上に居ることを意味します。ここに、キーボードからコマンドを入力して、コンピュータに命令していきます。
dir コマンドは、DIRectory の略で、ディレクトリ(Windows 用語で言うとフォルダ)の中にあるファイルの一覧を表示します。dir と入力したあと、[Enter] キーを押してください。
C:\>dir ドライブ C: のボリュームラベルは WINDOWS 98 ボリュームシリアル番号は 1E7C-1505 ディレクトリは C:\ COMMAND COM 118,174 99-05-05 22:22 COMMAND.COM PROGRA~1 <DIR> 99-07-12 0:00 Program Files
cd コマンドは、Change Directory の略で、自分が居るフォルダ(カレントディレクトリ)を移動します。トップのフォルダに戻るには cd \、ひとつ上のフォルダに戻るには cd .. とします。
C:\>cd Temp C:\Temp>_
多くのコマンドでは、コマンド名の後ろに /? をつけると、コマンドの使用方法が表示されます。
C:\>cd /? 現在のディレクトリを変更したり、ディレクトリ名を変更したりします。 :
コマンドプロンプトを終了する(EXIT)
exit
ファイルの一覧を表示する(DIRectory)
dir
指定したフォルダに移動する(Change Directory)
cd フォルダ名
フォルダを作成する(MaKe DIRectory)
mkdir フォルダ名
フォルダを削除する(ReMove DIRectory)
rmdir フォルダ名
ファイルの中身を表示する(TYPE)
type ファイル名
ファイルをコピーする(COPY)
copy コピー元ファイル名 コピー先ファイル名
ファイルを別フォルダにコピーする(COPY)
copy コピー元ファイル名 コピー先フォルダ名
ファイルを削除する(DELete)
del ファイル名
ファイル名を変更する(REName)
ren 旧ファイル名 新ファイル名