参考文献はどこまで許される

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甘党 1999/12/06(月) 00:34:41
これもいわゆる著作権の問題だと思うのですが
過去ログ見ましたが、どうもよく分からないです。
 
例えば、チョコレートが好きで、その歴史や、製造過程を自分のホームページに載せようとするとき
どうしても、チョコレートに関する本から引用して書かなきゃいけないですよね。
その場合、ページ80%は、その本からの引用文で占めてしまいます、法律ではいけないことなんでしょうか?
最後の方に参考文献ということで、本の紹介もしますが・・・。

あと 以前CDジャケットをスキャナーで取り、貼り付けるのはいけないことだと仰った方がいたと思いますが
このCDはいいですよ。買ってみてくださいという意味で、
画像を貼り付けるということなら、問題はないように思うのですが、
そのあたり皆さんのご意見をお聞かせ願いたいのですが・・・。
よろしくお願いします。

うそっち 1999/12/06(月) 00:49:31
CDジャケットはレコード会社・アーティスト・カメラマンの3者に著作権等があって、全部の了解を得なければならないそうです。
「たとえば、50*50ドットくらいの低解像度のイメージなら「引用」の範囲で容認してもらえないか。」と、あるレコード会社に問い合わせたことがありますが、「(上にあげた)3者全部に相談してくれ。」とのことでした。

朝酒 1999/12/06(月) 00:50:34
CDジャケットをスキャンしてアップというのはいいのかな?
作った時に著作権が発生してるし、
そのジャケットに人(その歌ってる人とか)が出てると肖像権も絡んできそうだと思うのですが。。

TOM neko [E-Mail] 1999/12/06(月) 03:33:56
全体の80%が特定の本の中身と同じだとしたら、それは引用では
なく複製になってしまいます。ですから許可なく載せることは出来
ません。

しかし、歴史や製造工程を本で調べたとして、それを自分の言葉で
書くならば、立派に甘党さんのオリジナルの著作物になりますね。

原則的に著作権法は内容ではなく表現を保護します。内容が同じだ
としても表現が違えば良いのです。例外的に小説だと映画化や演劇
化する権利が発生しますし、データを纏めたものならば、そのデー
タの順番や配列に著作権が発生しますけれど。

できれば1冊だけでなく数冊の本を参考にしたいですね。参考文献
としては1冊だけでは寂しいです。


CDジャケットの方ですが、宣伝していれば著作権者の心証は悪く
ないでしょうから訴えられる可能性は低くなるかも知れませんが、
無許可の掲載が違法なのは変わりません。

低解像度で、しかも自分で書いた批評がちゃんとある場合には引用
として成立しそうですが、結局裁判になってみないことには分から
ないのでお薦めすることは出来ません。ご自分で確信が持てないな
らばやめた方が無難です。

hiro-kim 1999/12/06(月) 09:13:54
>このCDはいいですよ。買ってみてくださいという意味で、

ジャケット画を知らなくても,タイトル,演奏者名,発行元,価格ていどが分かればCDは買えますからね。

エイ 1999/12/06(月) 09:34:49
>できれば1冊だけでなく数冊の本を参考にしたいですね。参考文献
>としては1冊だけでは寂しいです。

というか「本当に正確なのか?」という問題もあるんで、特に歴史が
絡んでくる場合、複数の資料を付き合わせて整合性を取るのは基本。
外国のwebなんかも積極的に参照されたし。
# 不幸にも「間違った資料」見て鵜呑みにすると恥かくぞ。
# まー、あくまで俺の持論だけどね(恥かいて懲りた)

本題の引用についてはTOM nekoさんと同意見。

CDジャケットの方は、アーティストが
「後でジャケット集として発売するつもりだったのに、商売の妨害だ」
とか言い出す可能性があるとか何とか、法律関係のwebに書かれて
いたりするんで、「CDの宣伝だからOK」とは言い切れない様だぞ。
# CDジャケットでなくワインラベルだったかな?
例え解像度が低くても、権利者がどう受け取るかはわかんない以上、
あらかじめ権利者から了解もらっとくのがベストでない?

キムタクロー 1999/12/06(月) 11:25:23
>このCDはいいですよ。買ってみてくださいという意味で、
>画像を貼り付けるということなら、問題はないように思うのですが、

著作権というのは、「人が作った者で勝手に儲けるな」という主旨でしょ?
この場合、あなたが宣伝してあげてるわけだから何の問題もないでしょ。
無料で宣伝してあげてるのに、許可がどうのこうの言われる筋合いはないんじゃない?

みんこ 1999/12/06(月) 11:56:14
>この場合、あなたが宣伝してあげてるわけだから何の問題もないでしょ。
んなことないです。
../199911/99110198.htm

頼んでないのに勝手に「宣伝してあげる」も何もないのです。
それだと「電話帳に広告載せておきましたから広告料払って下さい」系の
マルチ商法と発想が根本的に変わらないのです。
例えば著作権者がイメージ戦略に乗っ取って広告展開を進めようとしたのに
ぶち壊された場合は、賠償問題にもなりかねません。
例えば キムタクローさんがアイドルになりたいと思ってたのに
いきなり見ず知らずの自称ファンの人に
「吉○興業ににあなたを売り込んでおきました♪いや、善意です、
お礼なんていりませんよ〜!」とか言われたら困るでしょう。
(ちょっと違うか)

うそっち 1999/12/06(月) 12:31:02
>著作権というのは、「人が作った者で勝手に儲けるな」という主旨でしょ?

CDジャケットの画像使用が許可されてるサイト以外でもそれが簡単に見ることができるということは、
レコード会社のサイトにとってはオフィシャルならではのメリットが損なわれるということになりませんか?
第一、ジャケットはアート作品とも考えられますから、使用の際にギャラが発生して当然のシロモノという認識があるかもしれませんよ。
儲けはしなくても損害を与える可能性がわずかでもあるなら・・・。
メリットとデメリット、どっちが大きいかを判断するのは著作権者ですから、やっぱり許可は必要だと思うのですが。
CDジャケットの無断使用は複製権、公衆送信権の侵害と、
カメラマン等へ対する著作権及びアーティストへの肖像権(パブリシティー権)等、多岐に渡る侵害となるそうです。

ちよ 1999/12/06(月) 12:50:57
著作権に関しては「これくらいならOKですよね」というのはダメ
だと思ってれば正しい、というくらい厳しく考えた方がいいです。

ウソッ八 1999/12/07(火) 01:23:51
>著作権というのは、「人が作った者で勝手に儲けるな」という主旨でしょ?

違います。
もっと深い物まで保護されています。

作られたもので生み出されるカネの大小で著作権の規模や重みも違って見られがちですが、そんなことはありません。全て等しいのです。

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